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前駆陣痛(偽陣痛/ブラクストン・ヒックス収縮)

 やまねこ 前駆陣痛と偽陣痛は同じ意味だニャ 【前駆陣痛とは?】 出産に当たり実際に感じられる陣痛とは異なり、妊娠中期から後期にかけて自覚されるようになる、分娩に至るほどではない類似した痛みのことを前駆陣痛といいます。 前駆陣痛は、子宮の筋肉が収縮することで引き起こされます。その原因はハッキリとは明らかにされていませんが、妊婦が活動的に動いたとき、膀胱内に尿が多く蓄積されたとき、性交渉の後、脱水傾 […]

微弱陣痛

 やまねこ 陣痛には、微弱陣痛の他に前駆陣痛と本陣痛があるニャ 【微弱陣痛とは?】 臨月になり出産予定日が近くなると、通常は陣痛が始まってからどんどん痛みが強くなり、陣痛の間隔も短くなって本陣痛になります。微弱陣痛とは、一旦分娩開始した(陣痛の間隔が10分以内ごとであり、痛みを伴う子宮収縮により分娩が進行)にも関わらず、陣痛の強さが弱い上に発作の持続が短く、かつ陣痛の間隔が長くなってしまい、分娩が […]

前期破水(PROM)

 やまいぬ 陣痛が起きる前に起きる破水のことを前期破水といい、陣痛は来ているけれど、子宮口が全開になる前に破水することを早期破水といいます。 【前期破水(PROM)】 前期破水(PROM)とは、陣痛が起こる前(分娩開始前)に卵膜が破れ、羊水が流出することをいいます。妊娠37週未満(早産)の前期破水をpreterm PROMと呼び、妊娠37週以降(正期産)の前期破水をterm PROMと呼びます。前 […]

胎児機能不全(胎児ジストレス)

 やまねこ 以前は胎児仮死と呼ばれていたが、適切ではないということで改められたニャ 【胎児機能不全(胎児ジストレス)】 胎児機能不全(胎児ジストレス)とは、胎児が子宮内において、呼吸ならびに循環機能が障害された状態のことをいいます。つまり、おなかの中の胎児が「子宮の中で元気な状態(酸素不足になっていない)」と言い切れない場合を指し、また「実際には苦しい状態でなく、元気だった」という可能性を含んでい […]

子宮頸管無力症(子宮頸管不全症)

 やまねこ 子宮頸管無力症の原因は、通常特定出来ないニャ 【子宮頸管無力症とは?】 子宮頸管(子宮の下部)が正常の状態では、子宮の収縮に応じて陣痛が始まらない限り、子宮頸管は開大しません。しかし、稀に子宮頸部の組織が脆弱な女性がおり、はっきりとした原因もなく、予定日よりもずっと早く子宮頸管が開いてしまうことがあります。そのように妊婦が臨月を迎える前に、痛みが生じることなく子宮頸管が開いてしまう状態 […]

子宮頸管熟化不全

 やまねこ 分娩が近づくと子宮頸部は柔らかくなるニャ。これを頸管熟化というニャ 【子宮頸管熟化不全とは?】 子宮頸管は、軟産道の中で胎児娩出に対する抵抗が最も強い部分と言われています。これは妊娠中に胎児を子宮腔内に保持するために、子宮頸管を形成する子宮頸部には充分な強度が備わっているからです。 分娩が近づくと、この抵抗をなくし胎児を娩出しやすくなるために子宮頸部は柔らかくなります。これを頸管熟化と […]

軟産道強靭

 やまねこ 本来は柔らかいはずの軟産道が何らかの理由で硬くなってしまい、胎児が移動を妨げている場合を軟産道強靭というニャ 【軟産道強靭】 産道には骨産道(骨盤など骨で構成されている部分)と軟産道(筋肉や膣など軟らかい組織で構成されている部分)の2種類があります。骨産道はほとんど形が変わらないのに比べ、軟産道は広がりやすいという特徴があります。軟産道強靭とは、この軟産道が非常に硬く、胎児の移動を妨げ […]

羊水過多症

 やまねこ 羊水が800㎖を越えた場合を羊水過多症というニャ 【羊水過多症とは?】 羊水は、妊娠早期から存在しており、妊娠後半期になると胎児の尿が主成分になり、その一方で胎児が排尿された羊水を嚥下することでその量が調節されています。 羊水量は妊娠の進行とともに増加して妊娠32週前後でピークに至り、そのあとは徐々に減少していきます。生理的な羊水量の範囲を大きく超える場合を羊水過多(800㎖以上)、こ […]

羊水過少症

 やまねこ 羊水過少症は、羊水が100㎖未満が目安だニャ 【羊水過少症とは?】 羊水とは、母体のおなかの中で胎児を守る液体(弱アルカリ性の液体、約99%は水)です。衝撃を吸収するクッションの役割を果たしながら、同時に胎児の呼吸の練習や、筋肉や骨格を発達させる運動といったトレーニング空間を作っています。 羊水の量は妊娠経過にあわせ推移しますが、一般的に妊娠30週から35週で800㎖(ピーク)に達し、 […]

骨盤位

 やまねこ 骨盤位とはいわゆる逆子のことだニャ 【骨盤位とは?】 骨盤位とは、いわゆる逆子のことで、おなかの中の胎児の足やお尻が下に来ている状態のことをいいます。横位と呼称されることもあります。 通常、出産の時期が近付くと、胎児は頭を子宮口に向けた「頭位」の姿勢を取ります。そして、一番大きい頭から先に産道を通って分娩されるのです。 しかし骨盤位ではお尻や足が子宮口の方に向いており、身体の一部が胎外 […]