抗生物質の発見と耐性菌の誕生の終わりなきイタチゴッコ
つい百年ほど前まで、人類は菌に対して無力でした。しかし1928年にイギリスの細菌学者フレミングが、偶然からアオカビがブドウ球菌を殺すことを知ります。そして、1940年に化学者ブローリーによって最初の抗生物質であるペニシリンが開発され、人類はペニシリンをはじめとする抗生物質によって、平均寿命を急上昇させてきました。長い間人類を苦しめてきた、結核、ペスト、チフス、赤痢、コレラなどの伝染病の脅威から逃れ […]
つい百年ほど前まで、人類は菌に対して無力でした。しかし1928年にイギリスの細菌学者フレミングが、偶然からアオカビがブドウ球菌を殺すことを知ります。そして、1940年に化学者ブローリーによって最初の抗生物質であるペニシリンが開発され、人類はペニシリンをはじめとする抗生物質によって、平均寿命を急上昇させてきました。長い間人類を苦しめてきた、結核、ペスト、チフス、赤痢、コレラなどの伝染病の脅威から逃れ […]
肝細胞と聞いてもピンとこないかもしれませんが、iPS細胞なら聞いたことがある人が多いと思います。そうです。京都大学の山本伸弥教授がノーベル賞をもらった研究ですね。 幹細胞とは、自己複製能と様々な細胞に分化する能力(多分化能)を持つ特殊な細胞のことです。トカゲの尻尾を切っても、切り口から尻尾がまた生えてきますが、ようするにそうやって失ったものをもう一度再生することが出来る細胞のことをいいます。 IP […]
糖鎖によって細胞同士が繋がることで、人の体は自然治癒力や免疫力を充分に発揮できるようになります。糖鎖はそうやって様々な情報をっ細胞同士伝達し合う橋渡しをしていますが、糖鎖が伝える情報で、重要なものの一つといわれているがホルモンです。体の様々な場所で作られるホルモンは、体のバランスを保つために、糖鎖によって隅々にまで行き渡っているんですね。 そうした糖鎖とホルモンの関係を語る上で、最もわかりやすいの […]
糖鎖とは何なのか? その働きが人の健康にとってとても重要であり、未来の医療を変えるかもしれないほど重要であることは、「これからの医療を変える「糖鎖」とは①」でもお伝えいたしましたね。今回は、では糖鎖の働きをよくするためにはどうすればいいのかを見てみたいと思います。 単純に考えれば、糖鎖に栄養を与えれば、糖鎖の働きはよくなるはずです。じゃあ、糖鎖にどんな栄養を与えればいいのかを考えると、そもそも糖鎖 […]
「糖鎖」という言葉を知っているでしょうか? 人の体は、約60兆個の細胞で出来ていますが、そのすべての細胞の表面に、他の細胞と接触する鎖状のヒゲのようなものが数多く存在しています。 これが糖鎖と呼ばれるものです。 そして現在、ほとんどの病気は「細胞同士が繋がっていない、連絡し合っていなことが最大の原因」ということが最近の研究で明らかになってきましたが、まさに細胞同士を繋げるこの糖鎖が働くかどうかで、 […]