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皮膚、皮下組織

肥厚性瘢痕・ケロイド・瘢痕拘縮

 やまねこ 傷痕にも色々と種類があるニャ 【肥厚性瘢痕とは?】 皮膚に傷が出来ると、時間の経過とともに傷が強度にくっつくようになります。その過程において、傷口では炎症反応が生じており、一時的に皮膚が赤くなります。通常は徐々にその赤みが引き、色素沈着を経て目立たない傷になりますが、しかし傷口の赤みを残存して盛り上がることがあります。これを肥厚性瘢痕といいます。肥厚性瘢痕では、皮膚の表面(表皮)だけで […]

植皮術

 やまねこ 植皮術は病態に応じて使い分けられるニャ 【植皮術とは?】 外傷や熱傷などにより、皮膚欠損や深達性のあるものは、治療として植皮術が選択されることがあります。植皮術とは、ドナー部位、またはドナーの皮膚を採皮し、患部に貼付縫合する皮膚移植術のことをいいます。 【植皮術の分類】 植皮術は、「遊離植皮」「有茎植皮」の二つに大別され、病態に応じて使い分けられます。「遊離植皮」とは、皮膚をいったん皮 […]

その他の主な特殊な熱傷

 やまねこ 熱傷には色々と原因によって種類もあるニャ 【化学熱傷】 腐食性物質とは、組織に損傷を与える化学物質です。具体的にはアルカリ液(排水パイプの塗料剥離剤の成分)、フェノール(消臭剤、殺菌剤、消毒薬の成分)、次亜塩素酸ナトリウム(消毒液や漂白剤の成分)、硫酸(トイレ用洗剤の成分や電池に使用されている酸)、塩酸(水泳プールの消毒剤やコンクリート用のクリーナーの成分)などで、工業用や化学兵器とし […]

熱傷(やけど)の分類

 やまねこ 熱傷(やけど)の重症度は、深度と面積によって決められるニャ 【熱傷の重症度】 皮膚は上から「表皮」「真皮」「皮下脂肪組織」に分かれています。この皮膚のどこまでを損傷したかによって、熱傷(やけど)の症状や治療の緊急性、治療法、後遺症が変わっています。そのために、熱傷(やけど)を負った際には、熱傷(やけど)の深度を判断することがとても重要になります。 この皮膚損傷を受けた深度(深さ)とその […]