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皮膚、皮下組織

皮膚がん

 やまねこ 皮膚がんには色々な種類があるニャ 【皮膚の構造】 皮膚は「表皮」「真皮」の二層から構成され、その下に「皮下脂肪織」があります。 《表皮》 「表皮」は、表面から「角質層」「顆粒層」「有棘細胞層」「基底細胞層」で構成されます。「基底細胞層」にはメラノサイトがあり、メラニン色素を発生させます。 《真皮》 「真皮」はコラーゲンなどの線維組織からなり、微小な血管網、神経を有しています。また、皮膚 […]

鶏眼(けいがん)・胼胝(べんち)

 やまねこ いわゆる魚の目とかタコの話だニャ 【鶏眼・胼胝とは?】 鶏眼・胼胝とは、手足の特定の部位に圧が反復性に加わることにより生じる角質の肥厚のことをいいます。 鶏眼は、通常大人の足に出来る径5mmほどの硬い皮膚病変で、歩行時に激しい痛みを伴います。中心の芯が見え、魚の目のように見えるので、俗に「魚の目」と呼ばれています。 一方で、胼胝も同様に、皮膚の一部が慢性の刺激を受けて厚くなったものです […]

カンジダ症

 やまねこ カンジダとは、真菌(カビ)による感染症のことだニャ 【カンジダ症とは?】 カンジダ属の真菌(カビ)による感染症のことをいいます。カンジダ属の真菌は、口腔、消化管、膣に常に生息していて、通常は人体に害を及ぼしません。しかし特定の条件下では、粘膜や湿潤部位の皮膚で過剰に増殖することがあります。影響が出やすい部位は、口腔の粘膜、鼠径部、わきの下、手や足の指の隙間、陰部の粘膜、食道粘膜、乳房の […]

白癬(はくせん)

 やまねこ 白癬とは、ようするにカビのことだニャ 【白癬(はくせん)とは?】 白癬とは、「皮膚糸状菌」と呼ばれるカビが皮膚の表面、爪、毛などに感染することによって引き起こされる病気のことをいいます。日本には10種類ほどの皮膚糸状菌が存在することが分かっています。皮膚糸状菌の栄養源はケラチンというタンパク質の一種です。そのため皮膚糸状菌は、ケラチンが多く存在する皮膚の角質層や毛、爪などに感染します。 […]

単純ヘルペスウイルス感染症

 やまねこ 単純ヘルペスウイルスは、帯状疱疹とはまったく違うものだニャ 【単純ヘルペスウイルス感染症とは?】 単純ヘルペスウイルス(HSV)感染症とは、単純ヘルペスウイルス1型または2型による感染症の総称です。皮膚や粘膜に水疱性病変を形成する特徴があります。1型は主に、顏、口唇、眼、皮膚部位、中枢神経など上半身に発病します。2型は外陰部や尿道に病変がおこります。単純ヘルペスウイルスは、一度感染する […]

帯状疱疹(帯状ヘルペス)

 やまねこ 帯状疱疹は、水ぼうそうを原因として発症する病気だニャ 【帯状疱疹(帯状ヘルペス)とは?】 帯状疱疹は、水痘帯状疱疹ウイルスを原因として発症する病気です。水痘帯状疱疹ウイルスは、幼児などにおいて初めて感染した時には水ぼうそうとして発症します。その後水ぼうそうが治った後も、ウイルスは体内の神経節に潜んでいます。加齢やストレス、過労などによって、ウイルスに対する免疫が低下すると、潜伏していた […]

血管腫・血管奇形

 やまねこ 肝血管腫は、そのほとんどが海綿状血管腫だニャ 【血管腫・血管奇形とは?】 血管腫とは、血管が拡張したり増殖したりすることによって出来る良性腫瘍のことをいいます。医学的に、血管を形作っている血管内皮細胞の増殖があるものを「血管腫」、血管内皮細胞の増殖がなく、血管が異常に集合しているものを「血管奇形」といいます。 【血管腫・血管奇形の種類】 「血管腫」には、乳児血管腫(いちご状血管腫)や房 […]

脂肪腫

 やまねこ 脂肪腫は体のどこにでも発生する可能性があるニャ 【脂肪腫とは?】 脂肪腫とは、皮下の脂肪組織が増殖することによって生じる良性の腫瘍です。脂肪・筋肉・血管など柔らかい部位に出来る「軟部良性腫瘍」の中では最も頻度が高い疾患と言われています。脂肪腫は、体のどこにでも発生する可能性があり、一カ所にとどまる場合もあれば、様々な箇所に複数発生することもあります。成熟した脂肪細胞が増殖して柔らかいし […]

粉瘤(アテローム・表皮嚢腫)

 やまねこ 粉瘤には、アテロームや表皮嚢腫、表皮嚢胞など色々な言い方があるニャ 【粉瘤とは?】 何らかの原因で皮膚の毛穴の一部がめくれてしまって皮膚の下に出来た袋の中に、角質や皮脂などが溜まってしまうことで出来た腫瘍の総称です。その多くが表皮嚢腫と呼ばれるタイプです。一般的に脂肪の塊と呼ばれることがありますが、脂肪の塊ではありません。好発部位は、背中、頬、耳たぶなどですが、体中の様々な場所に生じる […]

爪の障害

 やまねこ 爪の障害にも色々とあるニャ 【様々な爪の障害】 《陥入爪(かんにゅうそう)》 爪の側縁先端が周囲の皮膚に食い込み、皮膚に炎症を起こした状態のことをいいます。多くは、爪を短く切り過ぎてしまうことが原因です。つまり、爪を短く切り過ぎてしまうことによって、皮膚と爪に段差が生じてしまい、この状態のまま爪全体が伸びることで、爪が皮膚に食い込んでしまって陥入爪が発症します。 《巻き爪(過彎曲爪)》 […]