鶏眼(けいがん)・胼胝(べんち)

 
やまねこ
いわゆる魚の目とかタコの話だニャ

【鶏眼・胼胝とは?】

鶏眼・胼胝とは、手足の特定の部位に圧が反復性に加わることにより生じる角質の肥厚のことをいいます。

鶏眼は、通常大人の足に出来る径5mmほどの硬い皮膚病変で、歩行時に激しい痛みを伴います。中心の芯が見え、魚の目のように見えるので、俗に「魚の目」と呼ばれています。

一方で、胼胝も同様に、皮膚の一部が慢性の刺激を受けて厚くなったものですが、鶏眼とは異なり、刺激を受けた部位全体の皮膚が少し黄色味を帯びて盛り上がり、痛みはありません。こちらは俗に「タコ」と呼ばれ、足底以外にも、生活習慣によって、身体の様々な部位に生じます。

【原因】

鶏眼・胼胝は手足の特定の部位に圧が反復的に加わることに対する、生理的な防御反応として生じます。反復の刺激の原因としては、スポーツ、職業、サイズの合わない靴、足の変形、歩き方などが挙げられます。

〈ICD分類〉

鶏眼(魚の目)⇒ L84

胼胝(タコ)⇒ L84