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ICD10 第Ⅻ章(L00-L99)

鶏眼(けいがん)・胼胝(べんち)

 やまねこ いわゆる魚の目とかタコの話だニャ 【鶏眼・胼胝とは?】 鶏眼・胼胝とは、手足の特定の部位に圧が反復性に加わることにより生じる角質の肥厚のことをいいます。 鶏眼は、通常大人の足に出来る径5mmほどの硬い皮膚病変で、歩行時に激しい痛みを伴います。中心の芯が見え、魚の目のように見えるので、俗に「魚の目」と呼ばれています。 一方で、胼胝も同様に、皮膚の一部が慢性の刺激を受けて厚くなったものです […]

粉瘤(アテローム・表皮嚢腫)

 やまねこ 粉瘤には、アテロームや表皮嚢腫、表皮嚢胞など色々な言い方があるニャ 【粉瘤とは?】 何らかの原因で皮膚の毛穴の一部がめくれてしまって皮膚の下に出来た袋の中に、角質や皮脂などが溜まってしまうことで出来た腫瘍の総称です。その多くが表皮嚢腫と呼ばれるタイプです。一般的に脂肪の塊と呼ばれることがありますが、脂肪の塊ではありません。好発部位は、背中、頬、耳たぶなどですが、体中の様々な場所に生じる […]

爪の障害

 やまねこ 爪の障害にも色々とあるニャ 【様々な爪の障害】 《陥入爪(かんにゅうそう)》 爪の側縁先端が周囲の皮膚に食い込み、皮膚に炎症を起こした状態のことをいいます。多くは、爪を短く切り過ぎてしまうことが原因です。つまり、爪を短く切り過ぎてしまうことによって、皮膚と爪に段差が生じてしまい、この状態のまま爪全体が伸びることで、爪が皮膚に食い込んでしまって陥入爪が発症します。 《巻き爪(過彎曲爪)》 […]

ざ瘡(にきび)

 やまねこ にきびは、正式にはざ瘡というニャ 【ざ瘡(にきび)とは?】 ざ瘡(にきび)は、顔面や上半身に吹き出物などが生じる、よくある皮膚疾患です。通常、毛穴が古い角質で詰まるなどして塞がり、外に出られなくなった皮脂が毛穴の中にたまることで生じます。性ホルモンの影響で皮膚から分泌される皮脂が増えるとより生じやすくなるため、思春期に多く見られることで有名です。 【原因】 毛穴に皮脂が溜まった状態を面 […]

苔癬

 やまねこ 丘疹が集まってそのままのものを苔癬というニャ 【苔癬とは?】 苔癬(たいせん)とは、丘疹(きゅうしん)が密生ないし散生し、終始そのままで形態に変化が見られない、皮膚病変のことをいいます。ちなみに苔癬化とは、苔癬と異なり、皮膚の慢性浸潤変化を指したものをいいます。 【苔癬の種類】 《扁平苔癬》 皮膚、口腔粘膜、口唇、亀頭などに中心腋窩をもった丘疹が出来る疾患です。かゆみを伴う再発性の病気 […]

乾癬

 やまねこ 乾癬とは、盛り上がってかさぶた状になると同時に、炎症が生じた状態だニャ 【乾癬とは?】 乾癬(かんせん)とは、皮膚の角化・肥厚とともに炎症が生じた状態のことをいいます。皮膚科では炎症性角化症に分類されます。 症状は、患部が発赤し、盛り上がると同時に、角質が硬くなって病名に鱗屑(りんせつ:うろこ状の屑)が生じ、多くの場合は銀白色のかさぶたとなります。好発部位は、頭部や背部、腰から臀部、肘 […]

皮膚炎(湿疹)

 やまねこ ひとくちに皮膚炎と言っても色々あるニャ 【皮膚炎(湿疹)とは?】 皮膚炎とは、皮膚の表層(表皮・真皮上層)に起こる炎症の総称で湿疹とも呼ばれます。原因としてわかっているものは、皮膚の乾燥、特定の物質への接触、特定の薬、静脈瘤、掻痒などがありますが、真菌感染症などの皮膚感染症は皮膚炎(湿疹)には分類されません。かゆみ、水疱、発赤、腫れを生じ、多くの場合、じくじくしてかさぶたになり、鱗屑( […]

水疱症 天疱瘡と類天疱瘡

 やまねこ 水疱症は、人から人にうつる病気ではないニャ 【水疱症とは?】 水ぶくれやびらん(ただれ)を皮膚に生じる病気をまとめた総称を水疱症といいます。ウイルス性や細菌性、やけどなどによる水疱はこの場合除き、免疫の異常によって生じる自己免疫性水疱症と、遺伝子の異常による先天性のものとで、病気を引き起こす原因によって大別されます。したがって、人から人にうつる病気ではありません。自己免疫性水疱症は、水 […]

リンパ節炎

 やまねこ リンパ節炎とは、リンパ節に生じた感染症だニャ 【リンパ節炎とは?】 リンパ節炎とは、一つまたは複数のリンパ節に感染が生じている病気です。リンパ節に腫れと圧痛がみられます。原因は、細菌、ウイルス、原虫、真菌の感染によって起こります。典型的には、皮膚、耳、鼻、眼の感染症、または伝染性単核球症、サイトメガロウイルス感染症、連鎖球菌感染症、結核、梅毒などの感染症がリンパ節炎に拡大して […]

ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(SSSS)

 やまねこ SSSSは、早期発見、抗生物質による治療が大事だニャ 【ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(SSSS)とは?】 ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(SSSS)とは、黄色ブドウ球菌が産生する表皮剥脱毒素と呼ばれる毒素によって、表皮が侵され、火傷のように剥けてしまう皮膚の病気です。細菌は、早期に発見し、治療をすれば抗生物質によって重症になることは稀ですが、かつては命を脅かす疾患でした。乳幼児に好発しま […]