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ICD10 第Ⅻ章(L00-L99)

膿痂疹(とびひ)

 やまねこ とびひは触ると人にうつるから注意だニャ 【膿痂疹(とびひ)とは?】 膿痂疹とは、とびひとも呼ばれ、皮膚に細菌が感染することで起こる皮膚疾患です。湿疹や虫刺されなどを搔き壊した患部に細菌が感染し、そこから飛び火するように全身に広がります。触ると人にうつります。 原因菌となるのは、主に黄色ブドウ球菌や溶血性連鎖球菌です。これらは生活をする上でどこにでもいる常在菌です。 【膿痂疹(とびひ)の […]

蜂窩織炎(蜂巣炎)

 やまねこ 蜂窩織炎とは、皮膚の表面ではなく、深いところから皮下脂肪にかけて細菌が感染した状態のことを言うニャ 【蜂窩織炎(蜂巣炎)とは?】 人の皮膚の下には皮下脂肪があり、皮下脂肪の下には筋肉があります。蜂窩織炎(蜂巣炎)とは、皮膚の深いところから皮下脂肪にかけて細菌が感染した状態のことをいいます。書状は、腫れや痛み、発熱、寒気、関節痛やだるさなどです。 細菌の感染が広がるにつれ、感染部位に近い […]

皮膚膿瘍、毛包炎、せつ(おでき)、よう

 やまねこ 毛包炎、せつ(おでき)、ようは大きさによって分類されるニャ 【皮膚膿瘍とは?】 皮膚膿瘍とは、すべての皮膚表面に生じる可能性がある、皮膚の中に膿が貯留した状態のことをいいます。大きさは様々で通常は紅斑性です。 原因菌は、患部の皮膚の常在菌です。頭頚部、体幹、四肢、腋窩の膿瘍では、黄色ブドウ球菌とレンサ菌が主な原因菌で、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の頻度も高くなってきています […]

褥瘡

 やまねこ 褥瘡は、要件次第では褥瘡マネジメント加算として算定も出来るので重要だニャ 【褥瘡とは?】 褥瘡とは、一般的に床ずれと呼ばれる疾患で、寝たきり状態や車いす生活などをきっかけとして皮膚の血流が滞ってしまうことで生じる皮膚の病変のことをいいます。症状としては、皮膚の赤みが水膨れに始まり、さらに褥瘡が深い状態に進行すると、皮下組織や筋肉にも病変が広がり、しまいには潰瘍や細菌感染を生じて壊死して […]

肥厚性瘢痕・ケロイド・瘢痕拘縮

 やまねこ 傷痕にも色々と種類があるニャ 【肥厚性瘢痕とは?】 皮膚に傷が出来ると、時間の経過とともに傷が強度にくっつくようになります。その過程において、傷口では炎症反応が生じており、一時的に皮膚が赤くなります。通常は徐々にその赤みが引き、色素沈着を経て目立たない傷になりますが、しかし傷口の赤みを残存して盛り上がることがあります。これを肥厚性瘢痕といいます。肥厚性瘢痕では、皮膚の表面(表皮)だけで […]