CATEGORY

主な疾患

胃がん

 やまねこ 胃がんには目が回るほどたくさんの分類の仕方があるニャ 【胃がんの原因】 多くの胃がんの原因となるのは、ヘリコバクターピロリ菌です。ヘリコバクターピロリ菌に感染すると胃粘膜に作用して慢性萎縮性胃炎になります。慢性萎縮性胃炎の状態が続くと胃の粘膜は腸の粘膜に似た機能や形態を示す腸上皮化生腺管に置き換えられていきます。 腸上皮化生腺管は前がん状態と考えられていて、慢性萎縮性胃炎や腸 […]

食道がんの治療法

 やまねこ 再建を考えながら治療方法を考えるニャ。 【内視鏡治療】 食道がんの内視鏡治療は、食道内視鏡を用いて食道の内側からがんを切除する方法です。治療の対象は、リンパ節転移のない、ステージ0の早期食道がんです。切除方法には、内視鏡的粘膜切除術(EMR)と内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)があります。 内視鏡的粘膜切除術(EMR):病変の下の粘膜下層へ生理食塩水などを注入することによって浮 […]

食道がん

 やまねこ 食道がんは、切歯(つまり歯から)からの長さによって、部位が分類されるニャ 【食道の仕組み】 食道は咽頭と胃を結ぶ筒状の臓器です。食道自体には吸収の機能はなく、口から入った食べ物や飲料を胃まで輸送する役割を果たしています。喉に近い方から頚部食道(切歯から15~20cmまで)、胸部食道(さらに胸部上部(切歯から20~25cm)、胸部中部(切歯から25~30cm)、胸部下部(切歯か […]

自己免疫疾患② 主な自己免疫疾患の種類

 やまねこ 自己免疫疾患といっても色々とあるニャ 【膠原病】 免疫が暴走することでかえって病気になってしまうのが膠原病です。自分の免疫が自分を攻撃してしまい、炎症を起こして、臓器や組織を破壊してしまいます。攻撃される臓器によって病気が異なります。 〈ICD分類〉 膠原病NOS ⇒ M35.9 【エリトマトーテス】 体内に種々の自己抗体が出来ることが原因と考えられ、それが全身および様々な部位に色々な […]

自己免疫疾患① アレルギーと免疫の違い 

 やまねこ 自己免疫を考える前に、アレルギーとの違いを知った方がいいニャ 【アレルギーと免疫の違い】 人は病原体には「免疫」という反応で、それを排除しようとし、食べ物やダニなどのアレルゲンには「アレルギー」という反応で、それらを排除しようとします。免疫は多くの人が生来持っている機能ですが、アレルギーは、遺伝と環境によって起こるようになります。 アレルギーのメカニズム 有害食物やダニなどの […]

腎がん

 やまねこ 「腎がん」、「腎細胞がん」どっちを使っても同じ意味だニャ 【腎がんとは】 腎臓内において、実質的な働きを担っている腎細胞ががん化し、悪性腫瘍になってしまうことをいいます。腎盂に発生する腎盂がんとは異なる病気です。腎細胞がんとも呼ばれています。腎がんに罹るのは、がん全体のうち約1%と言われ、女性よりも男性の方が約2倍かかりやすく、40歳以上の発症が多いです。 【腎がん(腎細胞が […]

副甲状腺について 

 やまねこ 副甲状腺……甲状腺の陰に隠れた地味な奴だけれど、カルシウムとリンをコントロールする侮れないやつだニャ ⅰ)副甲状腺とは上皮小体とも呼ばれ、甲状腺の背面に存在し、左右の上下計四腺ある、体の中のカルシウムとリンを調整する臓器です。副甲状腺からは副甲状腺ホルモン(PTH)が分泌されます。 ⅱ)副甲状腺ホルモンは腎臓と骨に働きます。腎臓ではビタミンDをよく働く形のビタミンDに変えます […]

甲状腺疾患について 

 やまねこ 甲状腺は小さい臓器だけれど、ホルモン出して体のバランスを取っている大事なところだニャ 【ホルモンとは?】 体内をいつも一定の状態に保つための主役が神経系とホルモンです。 体内が通常の状態から変わってくると、ホルモンを作る細胞からホルモンが分泌され、神経系と協力して体内を元に戻そうとします。 このホルモンを作る細胞の塊を内分泌腺と呼び、内分泌腺には、下垂体、甲状腺、副甲状腺、副 […]