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肺、呼吸器

気胸

 やまねこ 医療ドラマなどでおなじみの、突然起こる意外と怖い病気だニャ 【気胸とは?】 肺は、正常な状態では、臓側胸膜(肺胞膜)と壁側胸膜の間にほとんど隙間がなく、胸膜腔内には空気が入ってない状態です。気胸とは、何らかの原因で臓側胸膜あるいは壁側胸膜が破れて穴が開いてしまい、空気が漏れて胸腔に溜まっている状態をいいます。つまり肺から空気が漏れて、肺が小さく萎んだ状態が気胸なのです。10代 […]

肺水腫

 やまねこ 肺水腫を治すには、起因となっている病気を治さなければいけないニャ 【肺水腫とは?】 血液中の液体成分が異常に漏れ出てしまい、毛細血管から肺胞内に滲み出ている状態です。本来空気で満たされるべき肺の空間が液体で置き換わってしまっている為、肺での酸素の取り込みが障害されて重症化すると呼吸不全に陥ることがあります。 【原因】 心筋梗塞など心臓に起因する「心原性肺水腫」と敗血症や誤嚥、 […]

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

 やまねこ 意外と結構な人が患っている病気だニャ 【睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?】 睡眠中10秒以上呼吸が止まることを「無呼吸」と呼び、無呼吸にはなっていないけれども、もう少しで止まりそうな弱い呼吸を「低呼吸」といいます。睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、主に睡眠中に空気の通り道である上気道が狭くなることによって無呼吸状態と大きないびきを繰り返す病気のことです。 主な原因は肥満によ […]

急性呼吸窮迫症候群(ARDS)

 やまねこ ARDSは、病気ではなく症候群だニャ 【急性呼吸窮迫症候群(ARDS)とは?】 急性呼吸窮迫症候群(ARDS)とは単一の病気ではなく、様々な原因によって生じる症候群です。以下の定義になっています。 《急性呼吸窮迫症候群(ARDS)の定義》 1)一週間以内の経過で急に発症している。 2)低酸素血症が明らかである。 3)胸部エックス線やCTスキャンで両肺に異常な影がある。 4)心 […]

呼吸不全

   やまねこ 呼吸不全は、急性と慢性、Ⅰ型とⅡ型で分類されるニャ 【呼吸不全とは?】 呼吸不全とは、呼吸障害によって安静時に酸素の供給が需要に追い付いていない状態のことをいいます。定義としては、「室内空気呼吸時の動脈血酸素分圧が60Torr以下になる状態:PaO2≦60Torr」となります。 【急性呼吸不全と慢性呼吸不全】 呼吸不全は、病態の経過によって急性と慢性に分類されま […]

肺がんの治療法

 やまねこ 肺がんの治療方法はがんの中でもかなり確立されているニャ 【治療の選択】 肺がんの治療は、腫瘍の組織型や病期によって異なり、標準治療に基づいて決めていきます。 《非小細胞肺がんの場合》 早期の非小細胞肺がんの治療の中心は手術となります。手術後に再発防止のために化学療法を行うこともあります。手術が難しい場合には、放射線治療を行います。またがんが手術で取りきることが出来ないほど進行 […]

肺がん

 やまねこ 肺がんの組織分類は、腺がんと扁平上皮がんが多いニャ 【肺がんとは?】 口から入った空気は、気管を通り、左右の肺に分かれた後で、気管支で枝分かれをします。そして、最後には肺胞に辿り着きます。肺胞の周りでは毛細血管が取り巻かれており、そこで酸素と二酸化炭素のガス交換が行われています。肺がんとは、肺の気管、気管支、肺胞の一部が何らかの原因でがん化したものです。進行するにしたがって、 […]

無気肺

 やまねこ 無気肺自体には、ほとんど症状がないので自分ではなかなか見つけにくいニャ 【無気肺とは?】 無気肺とは、肺の一部または全体に空気がなく、肺が潰れた状態のことをいいます。肺虚脱ともいいます。ときに息切れがみられることを除き、無気肺自体に症状はありません。しかい広範囲に生じた場合、呼吸困難を生じることがあります。 【原因】 ・気管から分かれて肺組織に繋がっている気管支のうちの一つの […]

胸膜炎

 やまねこ 胸水は胸膜炎が生じることによって溜まるニャ 【胸膜炎とは?】 肺の外側を覆う二枚の薄い膜である胸膜があることによって、人は肺をスムーズに膨らみ、萎ませることができ、また空気が漏れるのを防いでいます。この胸膜に炎症が起きている状態を胸膜炎といいます。胸膜炎が生じると、多くの場合、二枚の胸膜の間に胸水という液体が溜まります。 主に胸の痛みや呼吸困難、発熱、咳といった症状が現れます […]

胸腔に溜まる液体:胸水 および 血胸・膿胸・乳び炎

 やまねこ 胸腔には胸水だけじゃなく、色々な液体が溜まるニャ 【病気としての胸水とは?】 肺の表面には2層の薄い膜が覆っています。外側を壁側胸膜、内側を臓側胸膜と呼びます。胸水は通常、壁側胸膜で少量作られます。これは肺がスムーズに膨らんだり縮んだりするためです。そして作られた胸水は、同じ量を臓側胸膜で吸収しています。 病気としての胸水とは、この液体がレントゲンなどで確認出来るほど胸に溜ま […]