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ICD10 第ⅩⅣ章(N00-N99)

子宮内膜症

 やまねこ 子宮内膜症は、月経を経験する回数が多いほど発症率が高くなるニャ 【子宮内膜症とは?】 子宮内膜とは、受精卵が着床する場所です。エストロゲンやブロゲステロンなど女性ホルモンの働きによって妊娠に向けて増殖・成熟が促されますが、排卵後2週間ほど経っても着床がない場合は、子宮内膜が子宮の壁から剥がれ落ちて出血とともに体外へ排出されます(月経)。そして月経が終了すると、次の妊娠の機会に […]

バルトリン腺嚢胞・膿瘍

 やまねこ 外陰部の膣口の両側にあるのがバルトリン腺だニャ 【バルトリン腺嚢胞・膿瘍とは?】 バルトリン腺は非常に小さな丸い腺で、外陰部の膣口の両側にあり、性交時に必要な潤滑液を分泌します。バルトリン腺に通じる管が詰まると、バルトリン腺に粘液が溜まって腫れ、膿疱が出来ます。炎症がないものをバルトリン腺嚢胞、感染を起こして炎症があるものをバルトリン腺膿瘍といいます。バルトリン腺嚢胞は女性の約2%にみ […]

膣炎

 やまねこ 膣の中は乳酸によって酸性に保たれることで、病原体が入りづらくなっているニャ。 【膣炎とは?】 女性の生殖器は外側から外陰、膣、付属器(卵巣と卵管)とつながっています。この経路のうち、膣に炎症が起きている状態を膣炎と呼びます。 《膣の自浄作用》 膣の中には主に6種類の細菌が適度なバランスを保って住んでおり、その中で乳酸菌が主要な力を持っています。この乳酸菌によって膣の中の粘膜から放出され […]

子宮頸管炎

 やまねこ 子宮頸管炎とは、子宮頸部に炎症が起きた状態のことをいい、ほとんどの場合、重い症状は現れないニャ   【子宮頸管炎とは?】 子宮は平滑筋という筋肉で出来た臓器で、逆三角形のような形状をしていますが、大まかに「子宮底部(子宮のてっぺん部)」「子宮体部(子宮の本体部)」「子宮頸部(子宮の下部。子宮頸管とも呼ばれる)」「子宮膣部(子宮と膣の移行部分)」の四つの部位に分類されます。子宮頸管炎とは […]

卵管炎・卵巣炎

 やまねこ 子宮付属器とは、卵管炎と卵巣炎を合わせたことをいうニャ 【卵管炎・卵巣炎とは?】 卵管炎・卵巣炎とは、膣から細菌やクラミジアなどが入り込み、病原体が子宮頚管から卵管に感染して炎症が起こる病気です。卵管は炎症を起こしやすく、卵巣まで炎症が及ぶことがほとんどです。卵管と卵巣を合わせて子宮付属器というで、卵管炎・卵巣炎を合わせて子宮付属器炎といいます。また付属器炎がさらに広がると骨盤腹膜炎を […]

包茎

 やまねこ 仮性包茎は、医学的に病気ではないニャ 【包茎とは?】 包茎とは、陰茎の先端の「包皮口」が狭いことによって陰茎を包む包皮が充分に剥けず、亀頭を露出することが出来ない病気のことをいいます。先天的なものと後天的なものがあり、多くは生まれつきによる先天的なものですが、亀頭包皮炎などを繰り返して包皮に癒着が生じることによって発症する後天的なものもあります。 包茎は「真性包茎」「仮性包茎」「嵌頓( […]

精巣炎、精巣上体炎、精巣精巣上体炎

 やまねこ 精巣炎は多くの場合おたふく風邪によって引き起こされるニャ 【精巣炎とは?】 精巣炎は、ほとんどの場合、ウイルス(主にムンプスウイルス)によって引き起こされます。ムンプス(おたふく風邪)にかかった男性の約20~25%が精巣炎を発症します。通常、流行性耳下腺炎(おたふく風邪)を発症してから4~6日ほどで精巣の急激な腫れと痛みをきたします。 精巣炎は片方だけの精巣に起きることもあれば、両側の […]

精巣捻転

 やまねこ 精巣捻転は治療しない限り、精巣は壊死してしまうニャ 【精巣捻転とは?】 精巣は、精管、精巣静脈、精巣動脈からなる精索という構造で体と繋がっています。精巣捻転とは、精巣が回転して精索がねじれてしまい、精巣への血流が妨げられてしまった状態です。通常、12歳から18歳くらいの男児に起こり、ときに乳児期にも起こりますが、どの年齢でも起こる可能性はあります。治療しない限り、精巣への血流が遮断され […]

陰嚢水腫と精索水腫

 やまねこ 陰嚢水腫と精巣水瘤は同じ意味だニャ 【陰嚢水腫とは?】 陰嚢水腫とは精巣の周囲に液体が溜まって陰嚢(いわゆるたまのふくろ)が膨らんだ状態のことをいいます。精巣水瘤とも呼ばれます。主に新生児に見られることが多いのですが、1歳になるまでに自然治癒することも少なくありません。また新生児期にかかわらず、ケガや炎症などをきっかけとしてどの年齢層でも生じる可能性があります。 乳幼児の陰嚢水腫は、鼠 […]

前立腺炎

 やまねこ 前立腺炎は、細菌性/非細菌性と急性/慢性で分類するニャ 【前立腺炎とは?】 前立腺炎とは、前立腺という男性の尿道の周りにある組織が何らかの原因で炎症を起こす病気です。急性慢性、あるいは細菌感染性非感染性で分類されます。ただ細菌性と非細菌性の鑑別は、慢性前立腺では困難な場合もあります。 【前立腺炎の原因と分類】 前立腺炎はまず細菌性のものと非細菌性のもので大きく分類されます。 […]