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ICD10 第ⅩⅣ章(N00-N99)

不妊症

 やまねこ 不妊症には、男女共通の原因、女性側の原因、男性側の原因があります。   【不妊症とは?】 不妊症とは、生殖年齢の男女が妊娠を希望し、一年以上避妊をせずに性交を行っているにもかかわらず、妊娠の成立をみない場合のことをいいます。不妊のカップルは約10組に1組と言われていますが、近年、妊娠を考える年齢が上昇していることもあり、この割合はもっと高いとも言われています。 【原 […]

月経困難症

 やまねこ 月経前症候群(PMS)と月経困難症の違いは、症状が月経前に出るか月経中に出るか、だニャ 【月経困難症とは?】 月経困難症とは。月経の直前あるいは開始とともに発現し、月経の終了前あるいは終了とともに消失する症状のうち、日常生活に支障をきたすほど重く、治療が必要なものを指します。一般的に生理痛と呼ばれる下腹部痛や腰痛が主症状で、頭痛やおなかの張り、下痢、吐き気、イライラ、憂鬱などの症状も治 […]

過多月経

 やまねこ 過多月経は、鉄欠乏性貧血を引き起こすことが多いニャ 【過多月経とは?】 一回の生理周期の経血量は20~140mlといわれています。過多月経とはこの経血量が異常に多い状態のことで、経血量が150ml以上のケースを指します。過多月経では、出血からくる貧血(鉄欠乏性貧血)を起こすケースが多く、貧血に伴い倦怠感が続き、めまいや立ち眩みなどの症状がみられることもあります。 【原因】 過 […]

無月経

 やまねこ 月経は、そもそも卵巣から分泌される女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)が作用することで起こるニャ 【無月経とは?】 無月経とは、月経のないことをいいます。まず無月経は、大きく「生理的無月経」と「病的無月経」に分けることが出来ます。 《生理的無月経》 初経が来る前、閉経後、妊娠中、産後の授乳期などにおける、病的ではなく治療を必要としない無月経のことをいいます。 《病的無月経》 本 […]

子宮頸部異形成

 やまねこ 子宮頸部異形成は、ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することで、発生するニャ 【子宮頸部異形成とは?】 子宮の入口である子宮頸部がヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することで、細胞が変化してしまった状態のことを子宮頸部異形成といいます。ほとんどの場合、免疫力によりHPVを排除し、異形成は改善する経過を辿るのですが、一部は「軽度」→「中等度」→「高度」とゆっくりと進行し […]

子宮内膜増殖症

 やまねこ 子宮内膜増殖症は、子宮内膜症とは全く違う病気だニャ 【子宮内膜増殖症とは?】 子宮内膜は子宮の中の腔を覆っており、月経周期に伴って分厚く増殖し、月経の際に剥がれ落ちるというサイクルを繰り返しています。子宮内膜増殖症とは、子宮内膜が異常に分厚く増殖し、色々な症状を起こすことを言います。 原因は子宮内膜の増殖作用があるエストロゲン(女性ホルモン)が様々な要因によって過剰な状態になることで生 […]

子宮ポリープ

 やまねこ 子宮ポリープは患部によって、子宮頸管ポリープと子宮内膜(子宮体部)ポリープに分かれるニャ 【子宮ポリープとは?】 子宮に出来るポリープは、子宮頸管ポリープと子宮内膜(子宮体部)ポリープがあります。 《子宮頸管ポリープ》 子宮の出口付近の子宮頸管内の出来る通常2~5㎜程度の突出したポリープで、1㎝ほどになることもあります。子宮頸管の細胞が増殖することによって粘膜が隆起する良性の腫瘍です。 […]

卵巣出血

 やまねこ 卵巣出血は多くの場合自然に止血されるニャ 【卵巣出血とは?】 卵巣出血とは排卵や外的な刺激等により生じた卵巣の傷から出血する状態のことをいいます。 【分類】 卵巣出血は原因別に特発性、外因性、内因性に分類されます。 特発性:最も典型的な例。排卵後に形成される新生血管の豊富な黄体からの出血が原因。性交渉などによる機械的刺激が原因となることもありますが、自然に起こることもあります。排卵があ […]

卵巣嚢胞と卵巣嚢腫

 やまねこ 良性の卵巣腫瘍には、主に機能性嚢胞と嚢腫があるニャ 増殖する良性の卵巣病変には、嚢胞(主に機能性嚢胞)と腫瘍があります。 【卵巣嚢胞とは?】 卵巣嚢胞とは、卵巣内やその表面に内部に液体成分を含む構造物が生じた状態を指します。ほとんどの場合、月経周期と関連して発生する機能性嚢胞です。 通常一つの卵胞(卵巣内の液体で満たされた空洞)には一つの卵子が入っています。一回の月経期間につき、一個の […]

骨盤臓器脱

 やまねこ 骨盤臓器脱は、出てくる臓器によって呼び方が違うニャ 【骨盤臓器脱とは?】 骨盤内の臓器(膀胱、子宮、直腸)は骨盤底筋群という筋肉や靭帯が骨盤内にハンモック状に張られていて、これらにより落ちないように支えられています。またこの骨盤底筋群が収縮することによって、尿道や膣そして直腸が締まり尿や便が漏れない仕組みになっています。骨盤臓器脱とは、この骨盤底筋群が緩むことで膣から体外に臓器が出てく […]