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ICD10 第Ⅸ章(I00-I99)

ファロー四徴症

 やまねこ ファロ-四徴症とは、(1)心室中隔欠損、(2)肺動脈狭窄、(3)大動脈騎乗、(4)右心室肥大の4つの特徴をもった先天性心疾患のことだニャ 【ファロー四徴症とは?】 心臓の発生の段階で、肺動脈と大動脈の二つの大きな血管を分ける仕切りの壁が体の前方にずれたために起こる先天性疾患です。 生後間もなく心雑音で見つかることが多く、心室中隔欠損を通して右室から大動脈へ酸素が低い血液で流れ、このため […]

心室中隔欠損症(VSD)

 やまねこ 心室中隔欠損症は、欠損の部位によって分類されるニャ 【心室中隔欠損症(VSD)とは?】 心室中隔欠損症(VSD)とは、心臓の右側と左側を隔てる壁(中隔)のうち、左右二つの心室の間に欠損孔が生まれつき開いた状態のことをいいます。 最も多い先天性疾患で、男女ともに同じくらいの頻度で起こります。約30%が2歳までに自然閉鎖します。 本来交じり合うことのない右室と左室の血液が混じり、右心室、肺 […]

心房中核欠損症(ASD)

 やまねこ 心房中隔欠損症(ASD)は、卵円禍とそれ以外の欠損孔の場所によって分類されるニャ 【心房中隔欠損症(ASD)とは?】 心房中核欠損症とは、心臓の右側と左側を隔てている壁(中隔)のうち、左右二つの心房の間に欠損孔が開いた状態のことをいいます。 原因は生まれつきのものといわれますが、遺伝的な照明はされていません。特に女性に多い疾患です。 症状は欠損孔の大きさによって変わってきます […]

下肢静脈瘤

 やまねこ 下肢静脈瘤の治療は、部位や進行状態によって「保存的治療」「硬化療法」「血管内塞栓術」「血管内焼灼術」「外科手術」から選択するニャ 【下肢静脈瘤とは?】 下肢の静脈は、主に筋膜下・筋肉内を走行する深部静脈と、皮下を走行する表在静脈(大伏在静脈、小伏在静脈)、それにこれらを繋げる穿通枝(交通枝)に分類されます。 通常下肢の静脈では、血液は重力に逆らって心臓に戻っていきますが、下肢静脈瘤を患 […]

閉塞性動脈硬化症(ASO)

 やまねこ 閉塞性動脈硬化症は、圧倒的に下肢に障害が起こることが多いニャ 【閉塞性動脈硬化症(ASO)とは?】 心臓から出た血液は全身の臓器にくまなく流れていきます。この血液の通り道である血管が動脈硬化によって、狭くなったり(狭窄)、詰まったり(閉塞)すると、血液の流れが悪くなる血行障害が起こります。 この血行障害が手足などの末梢の血管(ほどんどが足)に生じた状態を、閉塞性動脈硬化症(ASO)とい […]

大動脈解離

 やまねこ 大動脈解離には、時期による分類と部位による分類があるニャ 【大動脈解離とは?】 大動脈は胸部から腹部にかけて位置している心臓から全身への血液を流す動脈の本管です。大動脈の壁は、その内側から内膜、中膜、外膜の三層で構成されています。大動脈解離は、このうちの内膜に出来た傷から中膜の中に血液が流れ込んで裂けてしまい、大動脈の薄い壁の中に血液が流れ込むことで真腔と偽腔という二つの血液 […]

腹部大動脈瘤

 やまねこ 腹部大動脈瘤は腸骨動脈が連続して瘤になることも多いニャ 【腹部大動脈とは?】 大動脈は、心臓から送り出された血液が通る人体の中で最も太い血管です。 心臓から出てきた胸部大動脈が横隔膜を貫くと腹部大動脈と名前を変えます。腹部大動脈は、肝臓・腎・脾臓といった内臓、腸、二つの腎臓への四本の血管が枝分かれした後で、臍のあたりで左右に分かれて骨盤から足に向かいます。 【腹部大動脈瘤とは […]

胸部大動脈瘤

 やまねこ 胸腹部大動脈瘤は、胸部と腹部に大動脈瘤があることでなく、胸部と腹部の境目に大動脈瘤があるという意味だニャ 【胸部大動脈瘤とは?】 大動脈とは心臓から送り出された血液が通る、人体で最も太い血管です。 そのうち「胸部大動脈瘤」に含まれるのは、「上行大動脈」「弓部大動脈」「下行大動脈」です。下行大動脈を過ぎ横隔膜を貫くと、「腹部大動脈」と名前を変えます。 《胸部大動脈》 上行大動脈 […]

心臓弁膜症④ 連合弁膜症とは?

 やまねこ 一つの弁だけじゃなく、複数の弁に異常が起こることを連合弁膜症というニャ 【連合弁膜症とは?】 大動脈弁や僧帽弁、さらに三尖弁に異常が起こる場合、一つの弁だけではなく、複数の弁に異常が起こることがあります。これを連合弁膜症といいます。特にリウマチ性のものに連合弁膜症が多く見られます。 この場合は、一つの弁を治療しても改善はしにくく、多くは複数の弁を同時に治療する必要があります。 […]

心臓弁膜症③ 心臓弁膜症の治療法

 やまねこ 弁膜症の治療方法はどんどん進化しているニャ 心臓弁膜症の治療は、一部を除き、基本的には外科手術による弁置換術か弁形成術になります。ただ近年、カテーテルを用いた心臓弁膜症の治療が大きく進歩するようになりました。 【外科手術】 《弁形成術・弁置換術》 弁形成術は、患者自身の弁を残しながら逆流をきたしている弁を修理する手術方法です。一方で、弁置換術は壊れてしまった弁を人工弁に取り換 […]