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ICD10 第Ⅸ章(I00-I99)

虚血性心疾患 心筋梗塞

 やまねこ 心筋梗塞には心電図におけるST上昇による分類と、発症からの経過時間による分類があるニャ 【心筋梗塞とは?】 心臓は、血液を全身に送るポンプの働きをしています。その血液を供給するのが、心臓を取り囲むように広がっている冠動脈と呼ばれる血管です。この冠動脈で血管壁が硬くなる動脈硬化が進んだりして、血管の内腔が狭くなるのが「狭心症」、完全に詰まるのが「心筋梗塞」です。 【急性心筋梗塞 […]

虚血性心疾患 狭心症

 やまねこ 狭心症は、労作狭心症と冠攣縮性狭心症、安定型狭心症と不安定狭心症がそれぞれセットで分類されるニャ   【狭心症とは?】 心臓が絶え間なく動くためには絶えず酸素を必要とします。心臓にはその酸素や栄養分を供給している冠動脈という血管があります。狭心症は、この冠動脈の一部が狭くなることによって血液の流れが悪くなり、心筋に十分な酸素を与えることが出来なくなった状態をいいます […]

その他の不整脈 心室細動・ブルガダ症候群・QT延長症候群

 やまねこ 不整脈はほかにも色々あるニャ 【心室細動とは?】 心室細動は、多数の無秩序な電気刺激によって心室が協調を失い、非常に早く震えた結果、有効な収縮が見られなくなる不整脈で、直ちに治療をしなければ死に至る可能性があります。心室細動の最も一般的な原因は心疾患であり、特に冠動脈疾患による心筋への血流不足に起因する場合が多いです。 【ブルガダ症候群とは?】 心室細動を引き起こす不整脈の疾 […]

発作性頻拍症

 やまねこ 発作性頻拍は、生じる場所や持続時間、波形などによって言い方が変わってくるニャ   【発作性頻拍症とは?】 心臓は電気信号によってポンプとして動いています。正しい心臓の電気信号は、洞結節から規則的に生じ、心房全体に行き渡ったあと、房室結節を通過して心室全体を興奮させます。通常40~80回/分で電気信号が流れますが、運動をしたり驚いたりすることで回数は増加します。そして […]

WPW症候群と発作性上室性頻拍症

 やまねこ 動悸などの症状がなければ治療の必要のない病気だニャ 【WPW症候群とは?】 心臓には正常伝導路以外に、心房と心室の間に副伝導路があります。WPW症候群とは、正常伝導路と副伝導路の間で電気信号の旋回が起こって発作性上室頻拍を発生させる病気です。 WPW症候群は生まれつきの病気ですが、一定の年齢にならないと頻脈発作は起こらないことが多く、3~4割の人は発作がずっと起こらないといわ […]

右脚ブロックと左脚ブロック

 やまねこ 右脚ブロックよりも心臓病を伴う左脚ブロックの方が重要だニャ 【右脚ブロック、左脚ブロックとは?】 心臓の中には電気信号を発生させる洞結節と、心房と心室の境界で電気の流れを調節する房室結節があります。 そして、それに加えて心臓にはさらに電気信号を流す役目をする組織があるのです。 心臓は左右に分かれているので、当然この組織も左右に分岐しています。右脚とは心臓の右側を走るその組織の […]

房室ブロック

 やまねこ 完全房室ブロックにはペースメーカー手術が必要だニャ 【房室ブロックとは?】 心房と心室の境界にある、電気の流れを調節する組織を房室結節といいます。この房室結節の機能が低下して、心房から心室へ電気が伝わらなくなって脈が遅くなるのが房室ブロックです。 房室ブロックは、重症度により、1度、2度、3度に分けられます。 心筋梗塞や心筋症のような病気に伴って2~3度の房室ブロックが起きた […]

洞不全症候群

 やまねこ 徐脈頻脈症候群とは、洞不全症候群の病型の一つだニャ。   【洞不全症候群とは?】 洞不全症候群とは、洞結節の異常によって心臓の中で電気信号が作られなくなる病気です。電気不足で脈が遅くなるか、または時折心臓が止まるようになりますが、この病気では同時に心房の異常も合併することがあり、そうなると徐脈と同時に頻脈も出て来ることがあります。 そうした場合、頻脈が停止した時に心 […]

期外収縮

 やまねこ 心房性期外収縮と上室性期外収縮は言い方が違うだけで同じ意味だニャ 【期外収縮とは?】 期外収縮とは、心臓の中で規則的に電気信号を送ってくれる洞結節とは別の場所から、やや早いタイミングで心臓に電気が流れる現象で、不整脈の中で最もよく見られる病態です。期外収縮は30歳を過ぎる頃からほとんどの人に認められ、年齢とともに次第に増加していきます。 【期外収縮の種類】 心房から電気信号が […]

心房細動と心房粗動の違い

 やまねこ ようするに電気ループの数と大きさと速さの違いだニャ 心房細動と心房粗動は、電気信号のループが心房の中にあるという点は共通しているので、病態は非常に似ています。なので、ICD10(2013年度版)以前は、二つともI48のコードにまとめられていて、細分類はされていませんでした。 【二つの違い】 《心房細動》 小さな電気グループが6~8個程度心房内に同時に出来、それらのループが動き […]