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やまねこ

水腎症・水尿官症

 やまねこ 水腎症も水尿管症も尿の流れが詰まることで引き起こされるニャ 【水腎症・水尿官症とは?】 通常、腎臓で作られた尿は、腎盂から尿管を通って膀胱へと流れていきます。この尿の流れが途中でせき止められてつまってしまい、腎盂から尿管にかけての部分が拡張してしまうことを「水腎症」、尿管から膀胱にかけての部分が拡張してしまうことを「水尿管症」といいます。こういう状態を「尿路閉塞」と呼びますが、完全に閉 […]

尿路感染症

 やまねこ 尿路感染症は、UTIと略語でカルテには表記されることが多いニャ 【尿路とは?】 尿は腎臓で作られ、腎臓の中の腎盂に集められます。そして尿管を下って膀胱に溜まり尿道から外に排出されます。この尿の通り道を尿路と呼びます。 【尿路感染症とは?】 通常、膀胱や尿道には、感染症を引き起こす細菌はほとんど存在していません。しかし尿路のどの部分にも感染が起こる可能性があり、尿路で発生した感染症を尿路 […]

過活動膀胱

 やまねこ 40歳以上の男女の14.1%。過活動膀胱は、意外と多くの人が患っているニャ 【過活動膀胱とは?】 過活動膀胱は、尿が充分溜まっていなくても、膀胱が自分の意思とは関係なく勝手に収縮するという排尿に関わる症状が現れる病気です。頻尿(トイレが近い)、尿意切迫感(急に尿意が起こる)などの症状が現れます。日本では、過活動膀胱は40歳以上の男女の14.1%が罹患していると言われています。 【原因】 […]

神経因性膀胱

 やまねこ 神経因性膀胱は、脳や脊髄などの神経障害が原因で起こるニャ 【神経因性膀胱とは?】 膀胱には、尿を一定量溜めておく機能と、適切なタイミングで排尿させるという機能があります。この二つの機能は、脳や脊髄などの神経によって調整されています。神経因性膀胱とは、脊髄や脳などの神経に何らかの異常が起きることで、膀胱にしっかりと尿が溜めることが出来なくなったり、正常な排尿が出来なくなったりする状態のこ […]

膀胱炎

 やまねこ 膀胱炎は圧倒的に女性に多い病気だニャ 【膀胱炎とは?】 膀胱は尿を溜める袋状の臓器で、袋の内面は柔らかい粘膜で出来ています。膀胱炎は、何らかの原因によって膀胱に炎症が起きている状態を指し、一般的な症状として、排尿痛、頻尿、尿意切迫感、残尿感、下腹部痛、尿の混濁、血尿などがみられます。 【膀胱炎の原因】 いくつもの原因がありますが、基本的に細菌感染によって発症するものが最も多いです。細菌 […]

軟部肉腫

 やまねこ 軟部肉腫は、がんとは区別されるが、かんの一種であることは間違いないニャ 【軟部肉腫とは?】 軟部組織とは、臓器、骨、皮膚を除いた、筋肉、腱、脂肪、血管、リンパ管、関節、神経を指します。軟部肉腫とは、その軟部組織から発生した悪性腫瘍のことです。軟部肉腫は、発生度が低い稀な腫瘍で、「癌」とは区別されますが、悪性腫瘍を意味する「がん」の一種であることは間違いなく、転移を起こす可能性 […]

皮膚がん

 やまねこ 皮膚がんには色々な種類があるニャ 【皮膚の構造】 皮膚は「表皮」「真皮」の二層から構成され、その下に「皮下脂肪織」があります。 《表皮》 「表皮」は、表面から「角質層」「顆粒層」「有棘細胞層」「基底細胞層」で構成されます。「基底細胞層」にはメラノサイトがあり、メラニン色素を発生させます。 《真皮》 「真皮」はコラーゲンなどの線維組織からなり、微小な血管網、神経を有しています。また、皮膚 […]

鶏眼(けいがん)・胼胝(べんち)

 やまねこ いわゆる魚の目とかタコの話だニャ 【鶏眼・胼胝とは?】 鶏眼・胼胝とは、手足の特定の部位に圧が反復性に加わることにより生じる角質の肥厚のことをいいます。 鶏眼は、通常大人の足に出来る径5mmほどの硬い皮膚病変で、歩行時に激しい痛みを伴います。中心の芯が見え、魚の目のように見えるので、俗に「魚の目」と呼ばれています。 一方で、胼胝も同様に、皮膚の一部が慢性の刺激を受けて厚くなったものです […]

カンジダ症

 やまねこ カンジダとは、真菌(カビ)による感染症のことだニャ 【カンジダ症とは?】 カンジダ属の真菌(カビ)による感染症のことをいいます。カンジダ属の真菌は、口腔、消化管、膣に常に生息していて、通常は人体に害を及ぼしません。しかし特定の条件下では、粘膜や湿潤部位の皮膚で過剰に増殖することがあります。影響が出やすい部位は、口腔の粘膜、鼠径部、わきの下、手や足の指の隙間、陰部の粘膜、食道粘膜、乳房の […]

白癬(はくせん)

 やまねこ 白癬とは、ようするにカビのことだニャ 【白癬(はくせん)とは?】 白癬とは、「皮膚糸状菌」と呼ばれるカビが皮膚の表面、爪、毛などに感染することによって引き起こされる病気のことをいいます。日本には10種類ほどの皮膚糸状菌が存在することが分かっています。皮膚糸状菌の栄養源はケラチンというタンパク質の一種です。そのため皮膚糸状菌は、ケラチンが多く存在する皮膚の角質層や毛、爪などに感染します。 […]