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やまねこ

水疱症 天疱瘡と類天疱瘡

 やまねこ 水疱症は、人から人にうつる病気ではないニャ 【水疱症とは?】 水ぶくれやびらん(ただれ)を皮膚に生じる病気をまとめた総称を水疱症といいます。ウイルス性や細菌性、やけどなどによる水疱はこの場合除き、免疫の異常によって生じる自己免疫性水疱症と、遺伝子の異常による先天性のものとで、病気を引き起こす原因によって大別されます。したがって、人から人にうつる病気ではありません。自己免疫性水疱症は、水 […]

リンパ節炎

 やまねこ リンパ節炎とは、リンパ節に生じた感染症だニャ 【リンパ節炎とは?】 リンパ節炎とは、一つまたは複数のリンパ節に感染が生じている病気です。リンパ節に腫れと圧痛がみられます。原因は、細菌、ウイルス、原虫、真菌の感染によって起こります。典型的には、皮膚、耳、鼻、眼の感染症、または伝染性単核球症、サイトメガロウイルス感染症、連鎖球菌感染症、結核、梅毒などの感染症がリンパ節炎に拡大して […]

ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(SSSS)

 やまねこ SSSSは、早期発見、抗生物質による治療が大事だニャ 【ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(SSSS)とは?】 ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(SSSS)とは、黄色ブドウ球菌が産生する表皮剥脱毒素と呼ばれる毒素によって、表皮が侵され、火傷のように剥けてしまう皮膚の病気です。細菌は、早期に発見し、治療をすれば抗生物質によって重症になることは稀ですが、かつては命を脅かす疾患でした。乳幼児に好発しま […]

膿痂疹(とびひ)

 やまねこ とびひは触ると人にうつるから注意だニャ 【膿痂疹(とびひ)とは?】 膿痂疹とは、とびひとも呼ばれ、皮膚に細菌が感染することで起こる皮膚疾患です。湿疹や虫刺されなどを搔き壊した患部に細菌が感染し、そこから飛び火するように全身に広がります。触ると人にうつります。 原因菌となるのは、主に黄色ブドウ球菌や溶血性連鎖球菌です。これらは生活をする上でどこにでもいる常在菌です。 【膿痂疹(とびひ)の […]

蜂窩織炎(蜂巣炎)

 やまねこ 蜂窩織炎とは、皮膚の表面ではなく、深いところから皮下脂肪にかけて細菌が感染した状態のことを言うニャ 【蜂窩織炎(蜂巣炎)とは?】 人の皮膚の下には皮下脂肪があり、皮下脂肪の下には筋肉があります。蜂窩織炎(蜂巣炎)とは、皮膚の深いところから皮下脂肪にかけて細菌が感染した状態のことをいいます。書状は、腫れや痛み、発熱、寒気、関節痛やだるさなどです。 細菌の感染が広がるにつれ、感染部位に近い […]

皮膚膿瘍、毛包炎、せつ(おでき)、よう

 やまねこ 毛包炎、せつ(おでき)、ようは大きさによって分類されるニャ 【皮膚膿瘍とは?】 皮膚膿瘍とは、すべての皮膚表面に生じる可能性がある、皮膚の中に膿が貯留した状態のことをいいます。大きさは様々で通常は紅斑性です。 原因菌は、患部の皮膚の常在菌です。頭頚部、体幹、四肢、腋窩の膿瘍では、黄色ブドウ球菌とレンサ菌が主な原因菌で、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の頻度も高くなってきています […]

眼瞼下垂

 やまねこ 眼瞼下垂は保険診療で治せるニャ 【眼瞼下垂とは?】 眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、発症頻度が高い、瞼の機能異常の疾患です。眼を開けようとしても上瞼が充分に上がらず、瞳孔の一部が隠れてしまう状態のことをいいます。瞼が重く、特に上方の視野が狭くなってしまうという症状が主なものです。肩こりや頭痛などが随伴症状となります。 【分類】 主なものは、腱膜性眼瞼下垂・上眼瞼皮膚弛緩症が混在した退行 […]

口唇裂・口蓋裂

 やまねこ 癒合がうまくいかなくて出来た裂け目は生後3~4か月後以降から手術で治していくニャ 【口唇裂・口蓋裂とは?】 おなかの中で胎児が成長する際に、胎児に異常な力が加わったり、母体の栄養不良やストレス、さらに形態異常を誘発する薬の使用、風疹の罹患、放射線照射を浴びるなどが原因や遺伝などの原因で、癒合がうまくいかなくなってしまうことがあります。 癒合がうまくいかないと、その部分に裂け目が残ってし […]

褥瘡

 やまねこ 褥瘡は、要件次第では褥瘡マネジメント加算として算定も出来るので重要だニャ 【褥瘡とは?】 褥瘡とは、一般的に床ずれと呼ばれる疾患で、寝たきり状態や車いす生活などをきっかけとして皮膚の血流が滞ってしまうことで生じる皮膚の病変のことをいいます。症状としては、皮膚の赤みが水膨れに始まり、さらに褥瘡が深い状態に進行すると、皮下組織や筋肉にも病変が広がり、しまいには潰瘍や細菌感染を生じて壊死して […]

合指(合趾)症と多指(多趾)症

 やまねこ 合指症は、手指、足趾の先天性疾患の中では最も多い疾患だニャ 【合指(合趾)症とは?】 合指(合趾)症とは、胎児が子宮の中で発生する段階で、指の形成がうまくいかないことが原因で、産まれつき手や足の指がくっついている状態のことをいいます。手指、足趾の先天性疾患の中では最多の疾患で、手では中指・環指の間、足趾では第2・第3趾間の発生率が多いとされています。単独でみられることが多い一方で、多指 […]