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やまねこ

単純ヘルペスウイルス感染症

 やまねこ 単純ヘルペスウイルスは、帯状疱疹とはまったく違うものだニャ 【単純ヘルペスウイルス感染症とは?】 単純ヘルペスウイルス(HSV)感染症とは、単純ヘルペスウイルス1型または2型による感染症の総称です。皮膚や粘膜に水疱性病変を形成する特徴があります。1型は主に、顏、口唇、眼、皮膚部位、中枢神経など上半身に発病します。2型は外陰部や尿道に病変がおこります。単純ヘルペスウイルスは、一度感染する […]

帯状疱疹(帯状ヘルペス)

 やまねこ 帯状疱疹は、水ぼうそうを原因として発症する病気だニャ 【帯状疱疹(帯状ヘルペス)とは?】 帯状疱疹は、水痘帯状疱疹ウイルスを原因として発症する病気です。水痘帯状疱疹ウイルスは、幼児などにおいて初めて感染した時には水ぼうそうとして発症します。その後水ぼうそうが治った後も、ウイルスは体内の神経節に潜んでいます。加齢やストレス、過労などによって、ウイルスに対する免疫が低下すると、潜伏していた […]

血管腫・血管奇形

 やまねこ 肝血管腫は、そのほとんどが海綿状血管腫だニャ 【血管腫・血管奇形とは?】 血管腫とは、血管が拡張したり増殖したりすることによって出来る良性腫瘍のことをいいます。医学的に、血管を形作っている血管内皮細胞の増殖があるものを「血管腫」、血管内皮細胞の増殖がなく、血管が異常に集合しているものを「血管奇形」といいます。 【血管腫・血管奇形の種類】 「血管腫」には、乳児血管腫(いちご状血管腫)や房 […]

脂肪腫

 やまねこ 脂肪腫は体のどこにでも発生する可能性があるニャ 【脂肪腫とは?】 脂肪腫とは、皮下の脂肪組織が増殖することによって生じる良性の腫瘍です。脂肪・筋肉・血管など柔らかい部位に出来る「軟部良性腫瘍」の中では最も頻度が高い疾患と言われています。脂肪腫は、体のどこにでも発生する可能性があり、一カ所にとどまる場合もあれば、様々な箇所に複数発生することもあります。成熟した脂肪細胞が増殖して柔らかいし […]

粉瘤(アテローム・表皮嚢腫)

 やまねこ 粉瘤には、アテロームや表皮嚢腫、表皮嚢胞など色々な言い方があるニャ 【粉瘤とは?】 何らかの原因で皮膚の毛穴の一部がめくれてしまって皮膚の下に出来た袋の中に、角質や皮脂などが溜まってしまうことで出来た腫瘍の総称です。その多くが表皮嚢腫と呼ばれるタイプです。一般的に脂肪の塊と呼ばれることがありますが、脂肪の塊ではありません。好発部位は、背中、頬、耳たぶなどですが、体中の様々な場所に生じる […]

爪の障害

 やまねこ 爪の障害にも色々とあるニャ 【様々な爪の障害】 《陥入爪(かんにゅうそう)》 爪の側縁先端が周囲の皮膚に食い込み、皮膚に炎症を起こした状態のことをいいます。多くは、爪を短く切り過ぎてしまうことが原因です。つまり、爪を短く切り過ぎてしまうことによって、皮膚と爪に段差が生じてしまい、この状態のまま爪全体が伸びることで、爪が皮膚に食い込んでしまって陥入爪が発症します。 《巻き爪(過彎曲爪)》 […]

ざ瘡(にきび)

 やまねこ にきびは、正式にはざ瘡というニャ 【ざ瘡(にきび)とは?】 ざ瘡(にきび)は、顔面や上半身に吹き出物などが生じる、よくある皮膚疾患です。通常、毛穴が古い角質で詰まるなどして塞がり、外に出られなくなった皮脂が毛穴の中にたまることで生じます。性ホルモンの影響で皮膚から分泌される皮脂が増えるとより生じやすくなるため、思春期に多く見られることで有名です。 【原因】 毛穴に皮脂が溜まった状態を面 […]

苔癬

 やまねこ 丘疹が集まってそのままのものを苔癬というニャ 【苔癬とは?】 苔癬(たいせん)とは、丘疹(きゅうしん)が密生ないし散生し、終始そのままで形態に変化が見られない、皮膚病変のことをいいます。ちなみに苔癬化とは、苔癬と異なり、皮膚の慢性浸潤変化を指したものをいいます。 【苔癬の種類】 《扁平苔癬》 皮膚、口腔粘膜、口唇、亀頭などに中心腋窩をもった丘疹が出来る疾患です。かゆみを伴う再発性の病気 […]

乾癬

 やまねこ 乾癬とは、盛り上がってかさぶた状になると同時に、炎症が生じた状態だニャ 【乾癬とは?】 乾癬(かんせん)とは、皮膚の角化・肥厚とともに炎症が生じた状態のことをいいます。皮膚科では炎症性角化症に分類されます。 症状は、患部が発赤し、盛り上がると同時に、角質が硬くなって病名に鱗屑(りんせつ:うろこ状の屑)が生じ、多くの場合は銀白色のかさぶたとなります。好発部位は、頭部や背部、腰から臀部、肘 […]

皮膚炎(湿疹)

 やまねこ ひとくちに皮膚炎と言っても色々あるニャ 【皮膚炎(湿疹)とは?】 皮膚炎とは、皮膚の表層(表皮・真皮上層)に起こる炎症の総称で湿疹とも呼ばれます。原因としてわかっているものは、皮膚の乾燥、特定の物質への接触、特定の薬、静脈瘤、掻痒などがありますが、真菌感染症などの皮膚感染症は皮膚炎(湿疹)には分類されません。かゆみ、水疱、発赤、腫れを生じ、多くの場合、じくじくしてかさぶたになり、鱗屑( […]