塩分の摂り過ぎはダメだニャ!
基準を超えて高い圧力がかかり、その状態が続くことを「高血圧」といいます。
その原因は、体質など遺伝的なものに加えて、塩分のとり過ぎ、肥満、お酒の飲み過ぎなどの生活習慣病が主な原因と言われています。しかし、日本人の高血圧の大部分は原因が特定出来ない高血圧(本態性高血圧)です。
高血圧を放置すると、高い圧力で血液を送り出すために心臓は多くのエネルギーを必要として疲れやすくなります。すると、心臓はそれに対応しようと、収縮するための筋肉(心筋)を増やし、心臓自体が大きくなっていきます(心肥大)。
また常に血管に刺激がかかって、全身に酸素を運ぶ血管である動脈が痛みやすくもなります。そうなると、動脈は高い圧力に負けないように壁を厚くしていきます。そこに高い圧力によって血液の成分が動脈の内壁に入り込み、さらにコレステロールが加わるなどして、動脈硬化が進んでいきます。
〈ICD分類〉
本態性高血圧 ⇒ I10