アイゼンメンゲル症候群とは、先天性心疾患が原因となるニャ
【アイゼンメンゲル(アイゼンメンジャー)症候群とは?】
先天性心疾患が原因で、肺動脈(肺に血液を起こり込む血管)の圧力が上昇して、動脈側に静脈血が流れるようになった状態のことです。酸素が少ない静脈血が全身に回ることで酸素不足に陥ってしまいます。
《原因となる先天性心疾患》
・心房中隔欠損症
・心室中隔欠損症
・動脈管開存症
・総動脈幹症
《主な症状》
・チアノーゼ
・ばち指
・二次性肺動脈高血圧による症状
【治療法】
先天性心疾患からアイゼンメンゲル(アイゼンメンジャー)症候群の状態になると、根本的に完治が難しくなります。症状を和らげる対処療法(酸素療法や薬物療法)が中心になってしまうので、アイゼンメンゲル(アイゼンメンジャー)症候群になる前に、原因となる先天性心疾患を治療することが大事です。
〈ICD分類〉
アイゼンメンゲル(アイゼンメンジャー)症候群 ⇒ Q21.8