様々な電解質異常① カリウム(K) 

 
やまねこ
カリウムは、体内に存在する量がもっとも多いミネラルだニャ

カリウム(K):ほとんどは細胞内に存在しています。細胞、神経、筋肉が正常に昨日するのに必要です。

≪低カリウム(K)血症≫

血液中のカリウム濃度が非常に低くなった状態です。典型的なカリウム濃度の低下は、消化管から多量のカリウムが失われるのが原因です。腎臓に働きかけて過度のナトリウム、水、カリウムを排出させる利尿薬の作用で、多量のカリウムが尿中に排出される場合があります。またクッシング症候群など多くの副腎障害では、腎臓に働きかけて多量のカリウムを排出させるアルドステロンというホルモンが副腎から過度に分泌されます。

≪高カリウム(K)血症≫

血液中のカリウム濃度が非常に高くなった状態です。カリウム濃度の上昇には、腎臓障害、腎機能に影響する薬、カリウムのサプリメントの過剰摂取などの原因が考えられ、重症化してから不整脈などの症状が現れます。また高カリウム血症は、多量のカリウムが細胞から放出されたときにも生じます。カリウムが細胞から血液中に急激に移動すると、腎臓に過度の負担を与え、その結果生命にかかわる高カリウム血症となります。

〈ICD分類〉

低カリウム(K)血症 ⇒ E87.6

高カリウム(K)血症 ⇒ E87.5