酸塩基平衡とか、難しい言葉だが、ようするに酸性とアルカリ性のバランスの話だニャ
酸塩基平衡とは、体の酸性度とアルカリ制度のバランスのことです。血液を含むあらゆる溶液の酸性度やアルカリ制度は、ph値(0[強酸性]~14[強アルカリ性]、中間のph7.0が中性。正常な血液はわずかにアルカリ性で7.35から7.45の間)で表されます。血液の酸塩基平衡は、正常範囲から少し外れただけでも、多くの器官に著しい影響を与えるため、厳密に調節されます。
【アシドーシス】
血液中に酸が増えすぎて、その結果ph値が低下した状態です。
【アルカローシス】
血液中にアルカリが増えすぎて、その結果ph値が上昇した状態です。
※アシドーシス、アルカローシス自体は病気ではなく、様々な疾患の結果としておこったものです。いずれも重大な問題があることを示す手がかりとして重要です。
※アシドーシスとアルカローシスは、主な原因別に代謝性または呼吸性に分類されます。代謝性アシドーシスと代謝性アルカローシスは、酸またアルカリの産生量と腎臓による排出量のバランスが崩れることが原因です。呼吸性アシドーシスと呼吸性アルカローシスは、主に肺または呼吸器疾患によって二酸化炭素を吐き出す量が変化することで発生します。
〈ICD分類〉
代謝性アシドーシス ⇒ E87.2
呼吸性アシドーシス ⇒ E87.2
代謝性アルカローシス ⇒ E87.3
呼吸性アルカローシス ⇒ E87.3