昔、理科の実験でよく使っていたマグネシウムも体の中で大事な働きをしているニャ
マグネシウム(Mg):体内のマグネシウムは、ほとんど骨に含まれており、血液中に存在するのは微量です。マグネシウムは骨や歯の形成及び、神経や筋肉の正常な機能に必要であり、体内の様々な酵素も、マグネシウムがないと正常には機能しません。マグネシウムは食物から摂取し、尿や弁で排出します。
≪低マグネシウム(Mg)血症≫
血液中のマグネシウム濃度が非常に低くなる状態です。濃度の低下は、飢餓状態などで摂取量の少ない場合や、腸が正常に栄養素を吸収出来なくなる場合に発生します。また腎臓や腸がマグネシウムを排出し過ぎるために低マグネシウム血症を生じることもあります。
≪高マグネシウム(Mg)血症≫
血液中のマグネシウム濃度が非常に高くなった状態です。普通は、腎不全患者でマグネシウム塩を摂取している場合や、マグネシウムを含む薬(一部の制酸薬や下剤など)の投与を受けている場合にのみ発症します。重症の場合、心停止が起こりこともあります。
〈ICD分類〉
低マグネシウム(Mg) ⇒ E87.4
高マグネシウム(Mg) ⇒ E83.4