糖尿病関節障害、糖尿病神経障害性関節障害 

 
やまねこ
糖尿病が関節障害を引き起こすこともあるニャ

【糖尿病による関節障害】

糖尿病による関節障害としては、神経障害性であるシャルコー関節症がもっとも有名です。ただ糖尿病患者には、その他の関節症状も決して少なくありません。これらの関節障害は下肢に起こることが多いですが、時として肩関節をはじめとして肘関節や腕関節など上肢にみられることもあります。

≪シャルコー関節症≫

シャルコー関節症とは、糖尿病などによる重度の神経障害がある患者に起こる、自然に足の骨が強く変形する疾患です。

この疾患が進行すると、土踏まずの骨の配列が大きく崩れてしまうことによって、歩行が困難となり、足に難治性の潰瘍を形成して、最悪の場合には切断にまで至ることもあります。シャルコー関節症は、とくに糖尿病患者に見られます。

〈ICD分類〉

糖尿病関節障害 ⇒ E10-4.6† M14.2*

糖尿病神経障害性関節障害 ⇒ E10-4.6† M14.6*

シャルコー関節症 ⇒ G98† M146*