ループス腎炎は、全身性エリトマトーデス(SLE)とセットで覚えるニャ
【ループス腎炎とは?】
ループス腎炎とは、全身性エリトマトーデス(SLE)に起因する糸球体腎炎です。全身性エリトマトーデス患者の約50%で診断されます。
症状としては、血尿、蛋白尿、また進行した病気においては高窒素血症があります。内皮下、膜内、上皮下、またはメサンギウム領域の沈着物が特徴的です。
【抗リン脂質抗体症候群腎症(APLS)とループス腎炎】
抗リン脂質抗体症候群腎症(APLS)は、全身エリトマトーデス患者の最大3分の1でループス腎炎の有無にかかわらず発生する可能性があります。
抗リン脂質抗体症候群腎症(APLS)は、ループス腎炎単独の場合と比較して、高血圧および腎機能障害または腎不全のリスクを高めます。
〈ICD分類〉
ループス腎炎 ⇒ M32.1† N08.5*
抗リン脂質抗体症候群 ⇒ D68.6