原発性糸球体腎炎と続発性糸球体腎炎

 
やまねこ
原発性と続発性とじゃ、治療のアプローチの仕方も違うニャ

【原発性糸球体腎炎と続発性糸球体腎炎】

糸球体に炎症が起こるのが糸球体腎炎です。

糸球体腎炎は、炎症が起こる理由によって、原発性糸球体腎炎続発性糸球体腎炎に分類されます。

≪原発性糸球体腎炎≫

糸球体に炎症が起こる理由として、病気の主体が腎臓にあると考えられる場合は、原発性糸球体腎炎といいます。原発性糸球体腎炎は、病因が特定できない場合が少なくありませんが、何らかの免疫異常が原因の場合が多いとされています。

この免疫反応は、通常は生体を細菌やウイルスから防御するために働くものですが、その免疫反応の異常により糸球体腎炎が生じる可能性が考えられます。

≪続発性糸球体腎炎≫

一方、続発性糸球体腎炎は、膠原病、血管炎、炎症性腸疾患、悪性腫瘍など、元となる全身疾患が存在し、それによって引き起こされる二次性の腎炎です。したがって続発性糸球体腎炎の場合は、まずは元となる全身性の診断と治療を行います。